ミコナゾール について

ミコナゾール は、口と喉の真菌感染症の治療に使用されます。

ミコナゾールはアゾール系抗真菌薬です。 感受性の菌類を殺すことによって作用します。

以下の場合は使用を控えましょう
  • ミコナゾールまたは乳タンパク質に含まれる成分にアレルギーがある

これらのいずれかが当てはまる場合は、すぐに医師または医療従事者に相談してください。

使用上の注意

いくつかの病状は、ミコナゾールと相互作用する可能性があります。 何か症状がある場合、特に次のいずれかに該当する場合は、医師または薬剤師に相談してください。

  • 妊娠中、妊娠予定、授乳中の場合
  • 処方薬または非処方薬、ハーブ製品、栄養補助食品を服用している場合
  • 薬、食品、その他の物質にアレルギーがある場合
  • アゾール抗真菌薬(ケトコナゾール、フルコナゾールなど)に対するアレルギーの病歴がある場合
  • 肝疾患がある場合

いくつかの医薬品はミコナゾールと相互作用する可能性があります。 他の薬、特に次のいずれかを服用している場合は、医療提供者に相談してください:

  • 出血のリスクが高まる可能性がある医薬品: 抗凝血剤(ワルファリンなど)
  • ミコナゾールによって副作用のリスクが高まる可能性がある医薬品: 麦角アルカロイド(例: エルゴタミン)、フェニトイン、糖尿病の薬
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上記は起こりうるすべての相互作用を完全に網羅していない可能性があります。 ミコナゾールが服用している他の薬と相互作用するかどうか、医療提供者に相談してください。 医薬品の服用を開始、停止、変更する前に、医療提供者に確認してください。

用法、用量について

医師の指示どおりにミコナゾールを使用してください。 正確な用量については、医薬品のラベルを確認してください。

  • 午前中に歯を磨いた後ミコナゾールを使用してください。
  • ミコナゾールを取り扱う前に手を洗ってよく乾燥させてください。
  • 錠剤の丸い面を切歯(前歯)のすぐ上の歯茎に当てるようにして服用してください。 不明な点については、医療従事者に確認してください。
  • 上の唇に約30秒間すこし力を入れて、錠剤を保持します。症状により頬や唇の内側、歯茎に錠剤を当てる場合もあります。
  • ミコナゾールを保持した後、ゆっくりと口の中に溶かします。噛んだり、砕いたり、飲み込んだりしないでください。
  • 次の服用時には反対側に使用します。新たに服用する前に、前の錠剤がまだ残っていないことを確かめるために口をすすいでください。
  • 錠剤が置かれている間は飲食することができますが、錠剤が口の中にある間はガムを噛んではいけません。
  • 6時間以内に錠剤が外れる場合は、すぐに歯茎に戻してください。それでも錠剤が外れる場合は、錠剤を外して、新しい錠剤に交換してください。
  • 誤って最初の6時間以内にミコナゾールを飲み込んでしまった場合は、コップ一杯以上の水を飲んでから、新しい錠剤を所定の一につけてください。錠剤の交換は通常一回が限度です。どうするべきかわからない場合は、医師または薬剤師に確認してください。
  • 6時間以上経ってから錠剤を誤って飲み込んでしまった場合は、次の服用時間まで錠剤を交換しないでください。
  • 感染症を完治するには、治療の処方通りにミコナゾールを使用してください。状態が数日で改善しても、使用を続けてください。
  • ミコナゾールの服用を忘れた場合は、できるだけ早く使用してください。次回の服用までほとんど時間がない場合は、逃した用量を飛ばして、通常の服用計画に戻ります。一度に2回の投与をしないでください。

ミコナゾールの使用方法について質問がある場合は、医療提供者にお尋ねください。

安全に関する情報
  • 誤って錠剤の平らな面を歯茎に貼り付けた場合でもすぐに裏返してつけ直せば問題ありません。
  • 貼り付けている間は、錠剤を触ったり、押したり、入れ歯を入れたり、ガムを噛んだり、歯を磨くときに錠剤に当てたり、激しく口をすすいだりするような、錠剤が外れる可能性のある行為を避けてください。
  • 治療の処方通りに必ずミコナゾールを使い切ってください。薬が感染を完全に治癒せず、真菌にこの薬や他の医薬品に対して耐性ができ、治療が難しくなる可能性があります。
  • ミコナゾールは、16歳未満の小児には使用しないでください。子供への安全性と有効性は確認されていません。ミコナゾールで窒息する危険性があります。
  • 妊娠中や授乳中:妊娠した場合には医師に相談してください。妊娠中にミコナゾールを使用することの利点とリスクについて話し合う必要があります。この薬が母乳に流入するかどうかは分かっていません。ミコナゾールを使用中に授乳中の場合は、医師に確認してください。赤ちゃんに起こりうるリスクについて相談してください。
副作用

すべての薬は副作用の原因となることがありますが、多くの場合、副作用がないか、あった場合でも軽微です。 下記の一般的な副作用のいずれかが持続したり煩わしい場合は、医師に相談してください。

下痢、 頭痛、 軽度の口の不快感、 吐き気、 胃痛、 味覚の変化、 嘔吐

下記の重大な副作用が発生した場合は、すぐに医師の診察を受けてください。

重度のアレルギー反応(発疹、 蕁麻疹、 かゆみ、 呼吸困難、 胸苦しさ、 口・ 顔・ 唇・ 舌の腫脹)、 使用部位での灼熱感、 痛み、 腫れ、 口や舌の痛み、 異常な疲れや衰弱

上記は起こり得る副作用を全て網羅していない可能性があります。 副作用に関する質問がある場合は、医療従事者にお問い合わせください。

ミコナゾールと同じカテゴリーに分類されている医薬品

A01 口腔科用製剤

A07 止痢薬、腸内抗炎症薬・抗感染薬

D01 皮膚科用抗真菌薬

G01 婦人科用抗感染薬と消毒薬

J02 全身用抗真菌薬

S02 耳科用薬