シタラビン について
シタラビン は、特定の種類の白血病を他の薬と組み合わせて治療します。 髄膜白血病を予防するために使用する場合もあります。 医師の判断により他の症状にも使用されることがあります。
シタラビンは抗腫瘍薬です。 癌細胞の増殖を妨害することによって作用します。
以下の場合は使用を控えましょう
- シタラビンの成分にアレルギーがある
これらのいずれかが当てはまる場合は、すぐに医師または医療従事者に相談してください。
使用上の注意
シタラビンはいくつかの症状と相互作用を起こす可能性があります。 何か症状がある場合、特に次のいずれかに該当する場合は、医師または薬剤師に相談してください。
- 妊娠中、妊娠予定、授乳中の場合
- 処方薬または非処方薬、ハーブ製品、栄養補助食品を服用している場合
- 薬、食品、その他の物質にアレルギーがある場合
- 骨髄抑制の病歴がある、現在化学療法または放射線療法を受けている、肝臓または腎臓の問題、痛風、感染症、水痘または帯状疱疹がある場合
一部の医薬品はシタラビンと相互作用する可能性があります。 他の薬、特に次のいずれかを服用している場合は、医療提供者に相談してください：
- 膵臓の問題のリスクが高まる可能性がある医薬品: アスパラギナーゼ
- 有効性がシタラビンによって減少する可能性のある医薬品: ジゴキシン、フルシトシン、ゲンタマイシン
上記は起こりうるすべての相互作用を完全に網羅していない可能性があります。 シタラビンが服用している他の医薬品と相互作用するかどうかは、医療従事者にお尋ねください。 医薬品の服用を開始、停止、変更する前に、医療提供者に確認してください。
用法、用量について
医師の指示に従ってシタラビンを使用してください。 正確な用量については、医薬品のラベルを確認してください。
- シタラビンは、通常、病院で注射剤として与えられます。自宅でシタラビンを使用する場合、医療提供者に使用方法を教わり、教えられた手順に従って使用してください。ご不明の点については、医療機関にお問い合わせください。
- シタラビンに不純物が含まれていたり、曇ったり、変色したり、バイアルに割れや破損があった場合は、シタラビンを使用しないでください。
- シタラビンを服用中は十分に水分補給を行ってください。詳細については医師に確認してください。
- 子供やペットの手の届かない場所に保管してください。針、シリンジ、その他の用具を再使用しないでください。使用後にこれらの用具を処分する方法は、医療従事者に確認し、地域の規則に従って処分してください。
- シタラビンの使用を忘れた場合は、すぐに医師に相談してください。
シタラビンの使用方法について質問がある場合は、医療提供者にお尋ねください。
安全に関する情報
- シタラビンはめまいの原因となることがあります。アルコールや特定の薬と服用すると副作用が悪化することがあります。シタラビンは慎重に使用してください。どのような反応が起こるか分かるまでは、運転や危険な作業を避けてください。
- 吐き気、嘔吐、食欲喪失が起こった場合は、医師、看護師、薬剤師にこれらの影響を軽減する方法を尋ねてください。
- 嘔吐や下痢が発生した場合は、脱水症状にならないように注意する必要があります。 詳細については、医師に相談してください。
- シタラビンが皮膚に入った場合は、直ちに石鹸と水で洗い流してください。薬がこぼれている場所（テーブル、カウンター）をきれいにしてください。
- シタラビンは体の感染症に対する抵抗力を低下させる可能性があります。風邪や感染のある人との接触を避けてください。発熱、咽頭痛、発疹、寒気のような感染の徴候に気付いた場合は、医師に相談してください。
- シタラビンは、閉経していないが排卵がない女性に排卵を引き起こす可能性があります。シタラビンを使用している間は有効な避妊方法を実施してください。
- シタラビンは、血液中の血塊形成細胞（血小板）の数を減らすことがあります。傷やけがを引き起こす可能性のある活動を避けてください。異常な打撲や出血がある場合は、医師に相談してください。暗色便、タール状便、血便がある場合は、医師に教えてください。
- シタラビンを服用している間は、生ワクチン（例: はしか、かゆみ）の接種を受けてはいけません。ワクチンを受ける前に医師に相談してください。
- シタラビンを使用している間、肝臓および腎機能検査、血球数、骨髄検査、および血中尿酸値を含む検査を行うことがあります。これらの検査は、症状を監視したり、副作用をチェックするために使用されます。医師と相談しながら実施して下さい。
- 高齢者の場合はシタラビンを慎重に使用してください。副作用の影響を受けやすい可能性があります。
- シタラビンにベンジルアルコールが含まれている可能性があります。 新生児や幼児には使用しないでください。重篤な、時には命にかかわる神経系の問題やその他の副作用を引き起こす可能性があります。
- 新生児ではシタラビンを注意して使用してください。子供への安全性と有効性の確認が必要です。
- 妊娠および授乳：シタラビンは胎児に害を及ぼすことが示されています。使用している間は確実な避妊を実施してください。妊娠してしまった可能性がある場合は、医師に相談してください。妊娠中にシタラビンを使用することの利点とリスクについて話し合う必要があります。この薬が母乳に流入するかどうかは分かっていません。シタラビンを服用している間、母乳を与えないでください。
副作用
すべての薬は副作用の原因となることがありますが、多くの場合、副作用がないか、あった場合でも軽微です。 下記の一般的な副作用のいずれかが持続したり煩わしい場合は、医師に相談してください。
下痢、 めまい、 脱毛、 食欲低下、 吐き気、 疲れ、 嘔吐、 衰弱
下記の重大な副作用が発生した場合は、すぐに医師の診察を受けてください。
重度のアレルギー反応（発疹、 蕁麻疹、 かゆみ、 呼吸困難、 胸苦しさ、 口・ 顔・ 唇・ 舌の腫脹）、 目の充血、 血便、 黒色便、 タール状便、 胸痛、 精神錯乱、 排尿の減少、 眼の痛みや刺激、 発熱、 悪寒、 咽頭痛、 咳、 協調運動障害、 筋肉・ 骨の痛み、 筋肉の麻痺、 注射部位の痛み・ 発赤・ 腫脹、 人格の変化、 直腸の痛みや刺激、 息切れ、 ろれつが回らない、 口や唇の痛み、 胃痛、 肝臓による症状（例: 暗色尿、 白色便、 皮膚や目の黄変）、 異常な打撲や出血、 異常な眠気、 疲労、 衰弱、 視覚の変化
上記は起こり得る副作用を全て網羅していない可能性があります。 副作用に関する質問がある場合は、医療従事者にお問い合わせください。
シタラビンと同じカテゴリーに分類されている医薬品
L01 抗悪性腫瘍薬
