グッグル(ググル)[Commiphora Mukul]は南アジアに生育するアーユルヴェーダで使用されてきた植物です。活性物質のググルステロンは、甲状腺機能の改善の科学的な裏付けは不十分で、脂肪の燃焼などのダイエットには効果が無いことが示されています。
ラズベリーケトンは、脂肪燃焼作用のある成分として市販されている分子ですが、経口摂取は有効ではなさそうです。頭皮や肌に水溶性ジェルやクリームを塗ることで、育毛やスキンケア作用を持つ可能性があることが示唆されています。
DMAEはコリン分子であり、β-アミロイドという「加齢色素」の沈着を減少させる効果があります。高齢者の認知健康のために使用されるセントロフェノキシンなどの有効成分ですが、アルツハイマー病の認知機能の低下や遅発性ジスキネジアに対する効果は無いことが示されています。
アロエベラ[Aloe vera]は、伝統的に皮膚の火傷や痛みを緩和するための外用薬として使用されてきた植物で、アロエベラには大量の抗酸化物質が含まれています。経口摂取は腸の運動を促進し便秘、糖尿病、口腔粘膜下線維症、減量などへの効果が示唆されており、外用塗布はざ創(ニキビ)、熱傷(火傷)、ヘルペス、扁平苔癬、口腔粘膜下線維症、乾癬などへの効果が示唆されています。様々な効果がある一方で一般的なハーブと比べて毒性や相互作用も強いため、使用には注意が必要です。
イノシトールは立体構造の異なる分子の総称ですが、通常細胞のシグナル伝達に関与するグルコースに似た分子のミオイノシトールを指します。高用量では抗不安・抗パニック作用、標準用量ではインスリン抵抗性や多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)の治療に有効性を示しています。
ココナッツ油は、主にラウリン酸および他の中鎖トリグリセリドから構成され、その代謝作用の多くに関与する、ココナッツ由来の高度に飽和した油です。それはまた、人気のある化粧品です。
ナイアシン(ビタミンB3)は必須ビタミンです。補給によって、コレステロールやトリグリセリドレベルを改善し、心血管の健康への有益性が示されていますが、サプリメントの副作用としてインスリン抵抗性が高まる可能性がありますので注意が必要です。
ビタミンCは体の必要に応じて抗酸化作用と参加促進作用を示す必須ビタミンです。免疫、血液、心血管、皮膚、代謝、関節、神経、精神など体内の様々な機能を調節し支える重要な物質です。様々な効果が科学的な研究から示されており、風邪の予防には効果がないようですが、風邪を引いた時に回復を早めることが示されています。
シリコンは自然界に存在するミネラルで、様々な食品にも含まれています。体内での作用は十分には分かっていませんが、骨やコラーゲンの形成をサポートする作用が示唆されています。