アマチャヅルは、高麗人蔘にしか含まれていないとされていたジンセノシドというサポニンの内4種類が含まれているハーブですが、高糖尿病効果は高麗人参よりも強力である可能性が示唆されています。それ以外の効果については高麗人参ほど研究が進んでいませんが、コレステロール、肝臓の保護、抗肥満作用、抗腫瘍作用などが示唆されています。比較的安全とされていますが、副作用や相互作用に十分に注意が必要です。
ポリコサノールは、サトウキビから取れる化合物です。血行不良による足の痛み(間欠性跛行)の改善効果が示されています。コレステロールを低下させる成分として注目されていますが、その効果を支持する研究の多くが主な生産国であるキューバから出されており、他の場所から出された研究では効果が低下しているなど、議論が続いています。
ベルベリン(Berberine)は様々なハーブから抽出される化合物です。補給によりいくつかの医薬品の効能に匹敵する抗糖尿病効果が示されています。
緑茶に含まれるカテキンは水溶性のポリフェノールです。緑茶は様々な効果について研究されており、その多くで有効性が実証されている日本が誇る万能飲料です。カフェインを含むことと用量によっては肝臓に負担がかかり毒性を持つため注意が必要ですが、上手に飲む習慣をつけることで様々な効果が期待できます。
オキアミ油は、主にホスファチジルコリンのようなリン脂質の形態のEPAおよびDHA( 魚油脂肪酸)を多く含む脂肪酸の混合物です。魚油よりも吸収されやすく、より多くの心臓保護作用があり、独自の(未踏の)脂肪燃焼効果を有します。
大豆レシチンは、高レベルのホスファチジルセリン (PS)、 ホスファチジルコリン (PC)、およびホスファチジルイノシトール(PI)を送達するレシチン(1つの脂肪酸がホスファチジン酸コンジュゲートで置き換えられたトリグリセリドの構造的用語)です。
イノシトールは立体構造の異なる分子の総称ですが、通常細胞のシグナル伝達に関与するグルコースに似た分子のミオイノシトールを指します。高用量では抗不安・抗パニック作用、標準用量ではインスリン抵抗性や多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)の治療に有効性を示しています。
ナイアシン(ビタミンB3)は必須ビタミンです。補給によって、コレステロールやトリグリセリドレベルを改善し、心血管の健康への有益性が示されていますが、サプリメントの副作用としてインスリン抵抗性が高まる可能性がありますので注意が必要です。
ニンニク(Allium sativum)は、免疫改善、心血管の健康、抗癌作用、アンチエイジング作用が示されている食品です。強力な効果がある一方で、使用方法によっては毒性を持つ可能性があるため、注意が必要です。
ガンマオリザノール(γ-オリザノール)は、特に米糠油に含まれている化合物で、コレステロールを低下させたり、皮膚の健康を維持する可能性が示唆されていますが、テストステロンや成長ホルモンは増加しないようです。