ビタミンEは、体内の抗酸化作用を助ける8種類の化合物のグループです。高用量での摂取の安全性は不確実ですが、低用量での摂取は高齢者の免疫力を高める上で効果的なようです。
クロムは微量必須ミネラルです。グルコース代謝やインスリン感受性を調節します。体の必要以上にクロムを補給しても信頼性の高い結果は得られませんが、糖尿病患者には血糖値の調整や過食や鬱の軽減効果が示唆されています。
ロイヤルゼリーはミツバチが作った花粉に似た組成の栄養価の高いゼリーです。更年期症候群、テストステロン、寿命、コレステロールや血糖値に与える影響について研究されています。
イタドリ(Fallopia japonica)はレスベラトロールを豊富に含むタデ科の多年生植物で、伝統的な漢方薬をして日本でも古くから使われてきました。レスベラトロールには、血流や血糖値、コレステロールを改善する働きがあり、イタドリをサプリメントとして補給することで、このような効果が期待できる他、それ以外にも体内でエストロゲンとして作用する可能性があり、様々な効果効能についても研究が進んでいます。
グレープフルーツは、ザクロと同様に、生物活性物質を高レベルで含有することが知られている食品です。グレープフルーツのエキスを服用することで脂肪を減らす効果が示唆されており、カフェインと併用することで効果が増加する可能性が示唆されています。
HMBは、筋肉のタンパク質の分解を抑制するロイシンの活性代謝産物です 。筋肉の変性を抑制する作用があるようですが、筋肉のタンパク質合成の促進についてはロイシンほどの効果がないことが示されています。
クズ(葛根、Pueraria lobata)は、漢方薬の一部として古くから使用されてきた植物で、偏頭痛や二日酔いを軽減する効果が示されていますが、科学的な研究では葛根湯などの組み合わせで研究が行われているため、葛単独での効果に関するエビデンスは不足しています。プエラリンという物質が主な活性物質と考えられています。
クララ(眩草、Sophora Flavescens)は、根が苦参として漢方の処方に使用される植物です。5アルファ還元酵素やPDE5を阻害することで、毛髪の成長や勃起の改善が促進される可能性が示唆されていたり、抗癌作用が示唆されていますが、人間での科学的な検証は行われていません。