ナツメグやメースはニクズク[Myristica Fragrans]という植物の種子の一部で、香辛料や調味料、香料として使用されています。精神に作用する可能性もありますが、科学的なエビデンスは不十分で高用量で摂取した場合の安全性について懸念があるため注意が必要です。
炭酸水素ナトリウム(ベーキングパウダー、重曹)は、人体が酸性になることに対する緩衝剤として機能する化合物で、運動選手の身体的能力を向上させることが示されています。それ以外にも胃酸を緩和したり、アシドーシスを防いだりすることによる健康上の利点を持つ可能性がありますが、使用方法によっては胃腸における副作用を持つ可能性があります。
ドーパミンやセロトニンなどの多くの「ハッピーホルモン」の働きに影響を与える微量アミンのβ-フェニルエチルアミンは、脳内では重要な分子ですが、急速に不活性成分に分解されてしまうため、サプリメントとしての補給の効果は限定されています。
ツルムラサキ[Basella Alba]は野菜として栄養価が高く日本でも栽培されています。また、生殖能力を向上させる目的でハイビスカス・マクラントゥスと一緒に使用されるハーブでもあります。この組み合わせでラットにおいてテストステロンを増加させることが示されており、この点に関してツルムラサキはより活性が高いようです。
リボフラビン(ビタミンB2)は体の酵素が正常に機能するために必要な必須ビタミンです。健康的な食生活を送っていれば、リボフラビンの補給は必須ではありませんが、食生活が偏っている人や、特定の遺伝的な要因がある人の心血管の健康、偏頭痛や白内障の予防や治療に効果が示されています。
マカ[Maca]はブロッコリー科の植物で、伝統的に媚薬として使用されてきており、男女ともホルモンバランスに影響を与えずに性欲を増加させる効果が示されています。その他にも様々な効果が研究されています。
グルコサミンは軽い痛みを軽減することができる貝類由来のサプリメントです。グルコサミン硫酸は膝の変形性関節症の進行をわずかに遅らせる。
ピラセタム(UCB6215)は、ラセタム類の化合物で海外では向知性サプリメントととして販売されており、日本では処方薬として利用されています。補給によって、ミオクローヌス、泣き入りひきつけ、記憶障害、眩暈、注意力・集中力の低下、情緒不安定、抗てんかんなど脳神経の保護・改善効果が示唆されています。
冬虫夏草は、中国の伝統医学で使用されてきたキノコです。老化防止や滋養強壮、抗癌作用に有効であると宣伝されていますが、これらの主張は、現時点では曖昧で、人間での科学的な検証は多くありません。また、精巣においてテストステロンの産生を調節する可能性が示唆されていますが、そのメカニズムは複雑で十分にはわかっていません。