概要

重要な効果・情報

ケイ素は天然産のミネラルです。 水、ビール、コーヒー、野菜など様々な食品に、シリカ(シリコン)が含まれています。 また、シリコンサプリメントも市販されています。

人体内でのシリコンの機能については十分には分かっていませんが、シリコンが骨やコラーゲンの形成に役割を果たす可能性があるというエビデンスがいくつかあります。

骨の形成に効果が示されています。骨粗鬆症、心臓病、脳卒中（心血管疾患）、アルツハイマー病、脱毛、髪や爪の質の改善、皮膚の治癒、捻挫やストレインの治療、消化器系疾患の治療のためにシリコンを経口摂取する例がありますが、現時点では十分な科学的なエビデンスはありません。

また、シリコンとシリコーンは異なる物質です。 シリコンは、工業や農業、医療など幅広い分野で活用されている物質で、シリカの名前でも知られています。 シリコーンは、二酸化ケイ素(シリカ)を還元して金属ケイ素にしたものにメチノールなどの化学物質を結合させた合成物質で、乳房インプラント、医療用チューブなどさまざまな医療機器の製造に使用されています。

 

適応・効果

適応情報

有効性の信頼度(中)

  • 骨粗鬆症: 食事からより多くのケイ素を摂取する男性や若い（閉経前）女性は、骨がより強いことが示唆されています。また、骨粗鬆症のリスクも減少するようです。年配の（閉経後）女性が高用量でシリコンを摂取しても効果がないようです。 これらの女性は体内で骨が衰えていき、骨粗鬆症となる傾向があります。 シリコンは骨の形成を促進しますが、骨の破壊を止めるわけではないようです。骨強化サプリ:

エビデンス不足

副作用

副作用と安全性

シリコンは食品に含まれる量で摂取する場合は非常に安全です。 薬として高用量で摂取する場合の安全性は不明です。

注意と警告

スポンサーリンク

妊娠と授乳: シリコンは食品に含まれる量で摂取する場合は非常に安全です。 薬として高用量で摂取する場合の安全性は不明です。安全のため高用量での使用を控えましょう。

胃の外科的切除（胃切除術）: 胃を外科的に切除したことのある患者ではシリコンの値が低くなる可能性があります。

注意事項

相互作用

相互作用に関する情報はありません。

用法・用量

下記の用量が科学的な研究で使用されました。

成人

経口服用:

  • 骨粗鬆症: 40mgのシリコンを含む食事の摂取で、低用量での摂取よりも骨の丈夫さが改善することが示唆されています。

現在、シリコンには推奨食事許容量はありません。

 

科学的根拠・参考文献