デンドロビウム(Dendrobium)は、アジア原産のラン科の植物で、セッコクとして漢方薬としても使用されてきました。種類が200以上あり、生物活性は種によって異なりますが、炎症の軽減、健胃、強壮作用などを持つとされていますが、科学的な検証は行われておらずその影響は十分には分かっていません。また、海外製の製品は合成刺激剤を含む可能性が指摘されており、注意が必要です。
概要
重要な効果・情報
デンドロビウムはラン科植物で、日本では洋蘭として主に観賞用に使用されています。デンドロビウムは、中国、香港、台湾、インド、タイ、ベトナム、などアジアの温帯熱帯地域原産ですが世界中で見られます。
伝統的に、デンドロビウムはセッコク(石斛)として漢方薬に使用されてきました。今日、デンドロビウムは、運動前に補給して、運動能力や身体能力を高めるサプリメントとして宣伝されており、海外の専門家の中には、デンドロビウムが刺激性を持つサプリメントと宣伝している例も見られます。刺激剤のジメチルアミルアミン(DMAA)の代替品として宣伝している人もいます。
アメリカでは、人気があるデンドロビウムサプリメント(Driven Sports製のCraze)の製造業者が集団訴訟の対象となり、この訴訟では、製品が不適合施設で製造され、製品にアンフェタミンが含まれており、新しい成分のデンドロビウムがFDAでの必要な手続きを経ていないと主張しています。デンドロビウム含有製品には合成刺激剤が添加されている可能性があるという懸念があります。例えば、上記のデンドロビウム含有商品にはアンフェタミンに似た効果を持つ刺激剤のフェニルエチルアミンが含まれていますが、デンドロビウムの植物内では自然にはフェニルエチルアミンは生成されないとする専門家もいます。
デンドロビウムにはいくつかの化学物質が含まれており、血圧を下げたり、血糖値を上げたり、痛みを軽減したり、発作の可能性を高める可能性があります。しかし、これらの影響はすべて人では十分に研究されておらず、人がデンドロビウムを摂取することによる影響は十分には分かっていません。
適応・効果
適応情報
エビデンス不足
副作用
副作用と安全性
デンドロビウムの安全性や、引き起こす可能性のある副作用に関する十分な情報はありません。
注意と警告
妊娠・授乳: デンドロビウムが妊娠中や授乳中に服用しても安全かどうかを知るのに十分な情報はありません。 十分に分かるまで、使用しないでください。
発作: デンドロビウムが一部の人の発作を増加させる可能性があるという懸念があります。 デンドロビウムは発作の可能性を高める可能性がある化学物質を含んでいます。 発作を起こしたことがある場合は、デンドロビウムを使用しないでください。
注意事項
相互作用
相互作用に関する情報はありません。
用法・用量
デンドロビウムの適切な用量は、使用者の年齢、健康状態、持病など、様々な要因によって異なる可能性があります。 現時点では、デンドロビウムの適切な用量を決定するのに十分な科学的情報はありません。また、自然由来のものが必ずしも安全であるとは限らず、用法や容量によっては重大な副作用が出る可能性があります。現時点では、デンドロビウムの人間での効果は十分に確立されておらず、副作用も十分な科学的な検証が行われていないため、デンドロビウムの使用はお勧めできません。
名前: 20代男性 商品名: 症状:
製品に記載の用量(カプセル2個)を飲みましたが強すぎました。 MDMAとスピード(昔試したことがあります)を組み合わせたような感じです。 脂肪をへらすのにも効果的とされていますが、1日1カプセルで十分だと思います。 副作用は軽度の頭痛とドラッグのような感覚以外にはありませんでした。
名前: 30代男性 商品名: 症状:
デンドロビウムは非常に安全です。 数ヶ月間Crazeを使っています。 アメリカでの訴訟は棄却され、ライバル企業によるものだったようです。過剰摂取には注意が必要ですが、適切な量の摂取は大丈夫です。