セントロフェノキシン(Centrophenoxine)[メクロフェノキサート(Meclofenoxate)] はコリン に対するアルファGPCのように、DMAEに対して、活性分子が吸収促進剤に結合されているのでより吸収されやすくなっています。頭部外傷後遺症におけるめまい、成人の脳血管障害における脳血流量の増加などの作用が認められており、DMAEの効果と同様に、高齢者の認知力を高める作用も示唆されています。
コンテンツ
概要
重要な効果・情報
セントロフェノキシンは、分子内にDMAE を持つコリン作動性化合物で、吸収を改善することでDMAEをより多く脳に輸送します。 ルシドリールというブランド名で販売されています。動物での実験では中枢神経賦活作用,脳内グルコース代謝促進作用,抗低酸素作用,脳内コリン増加作用が示されており、人間では、頭部外傷後遺症におけるめまいの改善、脳血管障害における脳血流量の増加が示され、急性期に1ヶ月間高用量で服用した場合、老化の兆候(特に脳内の老廃物の蓄積)の一部を逆転させることが示唆されており、低用量で連続で服用すると神経を活性化したり保護する作用が示唆されています。
適応・効果
適応情報
有効性の信頼度(高)
有効性の信頼度(中)
成人の脳血管障害における脳血流量の増加
エビデンス不足(中)
副作用
副作用として下記が報告されています。過敏症の見られる場合にはすぐに使用を中止して下さい。
- 過敏症(発疹)
- 精神神経(不眠,頭痛,焦燥感,興奮,痙攣発作の増強)
- 消化器(悪心,食欲不振,胃痛)
- 肝臓(AST・ALT・Al-Pの上昇)
注意事項
その他の名称
- メクロフェノキサート(Meclofenoxate)、ルシドリール(Lucidril)
注意点
- アセトロコリンレベルの上昇によるセントロフェノキシンは刺激性です。
- 副作用として興奮が報告されているため、過度の興奮性が見られる場合は慎重に使用して下さい。
- 副作用として痙攣発作の増強が報告されているため、痙攣が見られる場合は慎重に使用して下さい。
分類カテゴリー
良い組み合わせ
確認事項
- セントロフェノキシンは、DMAEとして、奇形(出生時欠陥)を誘発する可能性が指摘されています。妊娠中または妊娠する可能性がある女性は使用しないでください。
- 効果副作用.com 免責事項
服用方法
推奨用量、有効量、その他の詳細
頭部外傷後遺症のめまいの場合は、1回100~300mg 1日3回(増減)が一般的です。高齢者のリポフスチンを減少させる場合には、250mgのセントロフェノキシンを3-6回、神経の活性化や保護のための若年者の服用は250mgを1〜3回の服用が一般的とされています。
4週間服用しても効果が認められない場合は中止してください。