ゾニサミド について

ゾニサミド は、てんかん患者の特定のタイプの発作(部分発作)の治療に使用されます。 他の薬と併用されています。 医師の判断により他の症状にも使用されることがあります。

ゾニサミドは抗けいれん剤です。 正確にゾニサミドが作用どのように作用しているかは分かっていません。

以下の場合は使用を控えましょう
  • ゾニサミドまたはスルホンアミド薬(例: スルファメトキサゾール)のいずれかの成分にアレルギーがある
  • 腎不全を患っている

これらのいずれかが当てはまる場合は、すぐに医師または医療従事者に相談してください。

使用上の注意

ゾニサミドはいくつかの症状と相互作用を起こす可能性があります。 何か症状がある場合、特に次のいずれかに該当する場合は、医師または薬剤師に相談してください。

  • 妊娠中、妊娠予定、授乳中の場合
  • 処方薬または非処方薬、ハーブ製品、栄養補助食品を服用している場合
  • 医薬品、食品、その他の物質(タートラジンを含む)に対するアレルギーがある場合
  • アスピリンにアレルギーがある場合
  • てんかん重積状態の病歴がある場合(例: てんかん発作が30分以上続くか,発作が断続してその間意識がない場合)
  • 下痢、手術を受けた、肝臓や腎臓の問題、腎臓結石、肺や呼吸の問題、高血中酸性レベル(代謝性アシドーシス)、精神疾患や気分障害(うつ病など)、自殺願望や自殺試行の病歴がある場合
  • ケトジェニックダイエットなどの脂肪が多い食事をしている倍

一部の医薬品はゾニサミドと相互作用する可能性があります。 他の薬、特に次のいずれかを服用している場合は、医療提供者に相談してください:

  • 高血中酸レベルおよび腎臓結石のリスクが高まる可能性がある医薬品: 炭酸脱水酵素阻害剤(例: アセタゾラミド、ジクロロフェナミド、トピラメート)
  • 熱中症または高血中酸のリスクが高まる可能性がある医薬品: 抗コリン作用薬(例: ベンズトロピン)
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上記は起こりうるすべての相互作用を完全に網羅していない可能性があります。 ゾニサミドが服用している他の医薬品と相互作用するかどうかは、医療従事者にお尋ねください。 医薬品の服用を開始、停止、変更する前に、医療提供者に確認してください。

用法、用量について

医者の指示に従ってゾニサミドを使用してください。 正確な用量については、医薬品のラベルを確認してください。

  • ゾニサミドは食前・食後・食間の区別なく経口服用してください。
  • ゾニサミドをそのまま飲み込みます。飲み込む前に割ったり、砕いたり、噛んだりしないでください。
  • ゾニサミドを服用している際に腎臓の結石を防ぐために十分な量の水分(1日6-8杯の水)を飲んで下さい。
  • 突然ゾニサミドの服用を中止しないでください。突然ゾニサミドを止めると、発作の頻度が上がったり、発作が止まらなくなるなどの重度の問題が引き起こされる可能性があります。ゾニサミドを止める必要がある場合、医師の指示の下徐々に用量を減らして下さい。
  • ゾニサミドの服用を忘れた場合は、気づいた時点で服用して下さい。次の服用まで時間が無い場合は、その服用を飛ばして通常の服用計画に戻ります。一度に2回分服用しないでください。

ゾニサミドの使用方法について質問がある場合は、医療提供者にお尋ねください。

安全に関する情報
  • ゾニサミドは、めまい、眠気、視力の変化を引き起こす可能性があります。アルコールや特定の薬と服用すると副作用が悪化することがあります。ゾニサミドは慎重に使用してください。どのような反応が起こるか分かるまでは、運転や危険な作業を避けてください。
  • ゾニサミドを使用している間、アルコールや、眠気を引き起こす可能性のある薬物(例: 睡眠導入剤、筋弛緩剤)を使用する場合は事前に医師に確認してください。効果を増強する可能性があります。眠気を引き起こす可能性のある薬について質問がある場合は、薬剤師に相談してください。
  • ゾニサミドはスルホンアミド(スルファ)薬です。一部の患者は、スルホンアミド薬に対して重度で稀に命にかかわる反応が起こったことが報告されています。これには、重篤で時には命にかかわる皮膚反応(例: スティーブンス・ジョンソン症候群、毒性表皮壊死)などが含まれます。これらの皮膚反応は、治療の最初の4ヶ月以内に起こる可能性が高いが、それ以降でも起こる可能性があります。発熱、悪寒、咳、喉の痛み、発疹、皮膚の発赤・腫れ・水ぶくれ・剥離(発熱の有無にかかわらず)、目の充血や炎症、 口・ 喉・ 鼻・ 目の痛み、 肝障害の症状(例: 目や皮膚の黄変、白色便、濃い尿、重度の胃の痛み、食欲不振)、異常な打撲や出血、 異常な衰弱、皮膚の薄化がある場合は、すぐに医者の審査靴を受けてください。
  • ゾニサミドは、特に小児において、発汗の減少が報告されています。時には、これが熱中症や入院につながる例があります。気温の上昇や激しい運動中に熱中症のリスクが高くなります。十分な水分補給を行って下さい。気温の上昇や運動中は薄着にし、発汗の減少の兆候がないか注意してください。このような兆候に気づいた倍は、速やかに運動を中断し、空調管理されている場所に移動してください。高熱や持続的な発熱、発汗の減少、精神や気分の変化、頭痛、めまいなどの症状が現れた場合は、直ちに医師の診察を受けてください。
  • ゾニサミドは、血中の酸性度を上昇させる(代謝性アシドーシス)可能性があります。小児および腎臓疾患、てんかん重積症、重度の呼吸障害または下痢を有する患者では、リスクがより高くなる傾向があります。他の特定の医薬品(アセタゾラミドなど)を服用している患者、外科手術を受けている患者、ケトジェニックダイエットを行っている患者で、より大きいリスクが高くなる経口があります。また、代謝性アシドーシスは、腎臓の問題、骨の問題、子供の成長の低下を引き起こす可能性があります。呼吸が早くなったり、異常な衰弱や疲労、脱力感、失神、食欲不振、頻脈、徐脈、不整脈などの症状が現れた場合は医師に連絡してください。
  • ゾニサミドを服用した患者は、自殺願望や自殺試行のリスクが高くなる傾向があります。過去に自殺願望や自殺試行を起こした患者では、リスクがより高くなる傾向があります。ゾニサミドを服用している患者を注意深く観察してください。突然うつ状態などの症状が出たり、悪化した場合は、すぐに医師に連絡してください。不安、落ち着きがない、過敏な行動、 パニック発作、 気分や行動の異常な変化、自殺願望や自殺試行の兆候が現れたら直ちに医師に連絡してください。
  • 医師または歯科医師に、ゾニサミドを服用していることを伝えてから、医療または歯科医療、救急医療、手術を受けてください。
  • この製品には、タートラジン染料が含まれている場合があります。一部の患者でアレルギー反応を引き起こす可能性があります。タートラジンによるアレルギー反応の経験がある場合は、タートラジンが含まれているかどうか確認して下さい。ご自身で判断できない場合は、薬剤師に相談してください。
  • ゾニサミドを使用している間は、腎機能や重炭酸塩濃度などの検査を行うことがあります。これらの検査は、症状を監視したり、副作用をチェックしたりするために使用されます。医師と相談しながら実施して下さい。
  • ゾニサミドは、16歳未満の小児での使用が承認されていません。子供への安全性と有効性の確認が必要です。子供は熱中症、腎臓結石、成長の鈍化、代謝性アシドーシスのリスクが高まる可能性があります。
  • 妊娠する可能性がある場合は、ゾニサミドを服用している間、有効な避妊を実施して下さい。有効な避妊に関する質問がある場合は、医師に相談してください。
  • 妊娠および授乳中:ゾニサミドは胎児に害を及ぼす可能性があります。妊娠してしまった可能性がある場合は、すぐに医師に相談してください。妊娠中にゾニサミドを服用し続けるかどうかを決定する必要があります。ゾニサミドは母乳に流入することが分かっています。ゾニサミドを服用している間は母乳を与えないでください。
副作用

すべての薬は副作用の原因となることがありますが、多くの場合、副作用がないか、あった場合でも軽微です。 下記の一般的な副作用のいずれかが持続したり煩わしい場合は、医師に相談してください。

下痢、 めまい、 眠気、 頭痛、 食欲低下、 吐き気、 疲れ、 睡眠障害

下記の重大な副作用が発生した場合は、すぐに医師の診察を受けてください。

重度のアレルギー反応(発疹、 蕁麻疹、 かゆみ、 呼吸困難、 胸苦しさ、 口・ 顔・ 唇・ 舌の腫脹)、 骨の痛み、 灼熱感、 しびれ感、 異常なうずき、 排尿量の変化、 精神錯乱、 協調運動能力の低下、 発汗の減少、 二重視力。 その他の視力の問題、 記憶障害、 発作の悪化、 重度の筋肉痛・ 衰弱、 重度・ 持続性の眠気、 手・ 足首・ 足の腫れ、 腎臓結石の症状(例: 暗色尿、 血尿、 痛みを伴う排尿、 胃や背中の痛み)、 振戦、 運動障害、 発話の異常、 思考力や集中力の異常、 異常な目の動き、 異常な思考

上記は起こり得る副作用を全て網羅していない可能性があります。 副作用に関する質問がある場合は、医療従事者にお問い合わせください。

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N03 抗てんかん薬

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