アマチャヅルは、高麗人蔘にしか含まれていないとされていたジンセノシドというサポニンの内4種類が含まれているハーブですが、高糖尿病効果は高麗人参よりも強力である可能性が示唆されています。それ以外の効果については高麗人参ほど研究が進んでいませんが、コレステロール、肝臓の保護、抗肥満作用、抗腫瘍作用などが示唆されています。比較的安全とされていますが、副作用や相互作用に十分に注意が必要です。
ベルベリン(Berberine)は様々なハーブから抽出される化合物です。補給によりいくつかの医薬品の効能に匹敵する抗糖尿病効果が示されています。
アムラ(ユカン、アンマロク、Phyllanthus emblica、Emblica officinalis)は、予防や治療の目的で使用される果物やそれ以外の部分もアーユルヴェーダとして使用されるハーブです。グルコース代謝や心臓の健康を調節するために使用されており、神経保護作用も示唆されています。
アロエベラ[Aloe vera]は、伝統的に皮膚の火傷や痛みを緩和するための外用薬として使用されてきた植物で、アロエベラには大量の抗酸化物質が含まれています。経口摂取は腸の運動を促進し便秘、糖尿病、口腔粘膜下線維症、減量などへの効果が示唆されており、外用塗布はざ創(ニキビ)、熱傷(火傷)、ヘルペス、扁平苔癬、口腔粘膜下線維症、乾癬などへの効果が示唆されています。様々な効果がある一方で一般的なハーブと比べて毒性や相互作用も強いため、使用には注意が必要です。
フェヌグリーク[Trigonella foecum-graecum]は、伝統的に性欲増進などのために使用されてきていて、近年では抗糖尿病作用や、月経痛の緩和、母乳の分泌の促進などの効果のために補給されています。
ニンニク(Allium sativum)は、免疫改善、心血管の健康、抗癌作用、アンチエイジング作用が示されている食品です。強力な効果がある一方で、使用方法によっては毒性を持つ可能性があるため、注意が必要です。
クロムは微量必須ミネラルです。グルコース代謝やインスリン感受性を調節します。体の必要以上にクロムを補給しても信頼性の高い結果は得られませんが、糖尿病患者には血糖値の調整や過食や鬱の軽減効果が示唆されています。